問題のご相談が多い「窯業系サイディングの塗替え工事」=施工店の決め方=が一番重要!
47年間、窯業系サイディング及び木造住宅とかかわってきました。
その結果、正しい診断と建築の知識が無いとクレームが多く発生する事が判明しました。
<1>技術資格
(一社)木塗協=窯業サイディングメンテナンス診断士の資格
〇窯業系サイディングの基礎知識・どのようなものなのか・歴史
〇窯業系サイディングの歴史=石綿 4つの製造方法による劣化の違い
〇窯業系サイディング塗装後のクレーム 15種類=原因と対策 診断法
〇「屋根・外壁デジタル精密診断」
〇塗装の可否の判定とクレームリスク判定
〇はがし検査
〇1枚~全面の張替え技術
〇石綿 調査=廃棄物まで
〇屋根 外壁=カバー工法の2つの判定基準 可否の判定
(一社)木塗協=戸建住宅劣化診断士の資格
〇住宅の構造 建材 防水材
〇国土交通省 インスペクションの修得
〇耐震診断 法規制の歴史
〇断熱診断
〇設備 内装
住まいる健診(商票登録)が出来る事
<2>見積書の内容で施工店の技術レベルが分かります。売り込み目的なのか?よくわかります。
正しい診断書の内容
①住まいる健診の結果==>劣化部分の回復工事 が詳しく記載
②塗装工事のグレードは2種類です
1=期待耐用年数 10~15年 アクリルシリコン系
2=期待耐用年数 10~30年 フッ素(AGCコーテック株式会社)
※〇〇 無機ハイブリッド~性能のばらつきが大きく そのメーカーの保証で決めます
※遮熱塗料=室温を下げる効果は無いです。
小屋組みの屋根・外壁通気構法の外壁のため
あえて、屋根材、外壁材の表面温度を下げる効果程度です
良き聞かれますが「断熱塗料」無いです。断熱とは「断熱性能=熱還流率}×厚みです。
塗料はいくら厚く塗ってもせいぜい1~2mm程度です。
発泡断熱ボードは30~60mmの厚みです。
〇塗料=メーカー名 品種名 所要量=1㎡あたり 1回塗装で何Kg塗装するのか?
塗装工具 希釈量 乾燥硬化時間明記の事
③数量が正しい=面積 長さ
手順1=図面をもって現場計測の実施=図面と実際の建物はほぼ異なっています(窓など)
手順2=修正した図面へ三角スケールにて計測、記入して面積 長さを記入する
4立面図繰り返す。
屋根も同じように計測、記入する
※図面に計測して記入する理由=積算の根拠を残す
この図面のコピーをお客様へ見積書へ添付してお渡しする。
④一式の項目が無い事
※1式の工事指示では、職人さんは分からないので、漏れる危険が高い。
※関係者がまちまちに勝手な判断=>手抜き工事の温床です。
⑤共通経費
足場 養生 洗浄など 単価は同じはずです。
数量は違います。
⑥工事保証(メーカー連名か?) リフォーム瑕疵保険に加入か
⑦石綿対応が記載か? 事前調査費用 役所への報告 現場の掲示
【重要な事】
施工店の技術力の見極め法
まず 診断依頼=診断書の提出をお願いする。
その後 絞り込んだ施工店へ「見積依頼」をすること。
【工事品質の確認】
1、工事管理者の資格 経験の確認
2、工事管理のやり方 毎日の施工写真(温湿度・日時一緒に撮影)
3、工事工程写真を完了時もらい、完了検査を立ち会います
4、施工物件(工事後10年・5年)の物件を見せて頂く
【【国土交通大臣が安心のリフォーム会社のお墨付き】】
が有るのか?
住宅リフォーム事業者団体国土交通大臣登録団体に加入しているのか?
日本の塗装工事業者の2.5%程度の施工店が加入です。