新築から5年で「シーリングの目地が切れ」「窯業系サイディングの板に割れ」「出隅=同質コーナーの角が開く」~元請け工務店は有料の補修になるとの・・・一点張りです。ご支援下さい。
以下のご相談が昨日、
窯業系サイディング材メンテナンス技術研究所のホームページより
入りました。
<ご相談>
新築で建て築5年になりますが外壁の繋ぎ目のシーリングの剥がれ、外壁のひび割れ。
ハウスメーカーに問い合わせしたところ建物周りをアスファルト舗装した時の振動が関係しているとの回答でした。
アスファルト舗装をしたのは築1年以上経過してからの事です。
そのような事があるのか疑問があり相談させて頂きました。



【見解書】
・ハウスメーカーの方へ=出来ましたら責任者へ
この見解書をお見せして、3者合同調査
1=ハウスメーカー
2=窯業系サイディングメーカー
3=窯業系サイディング工事会社
4面の全部の外壁を実施して、
文書で報告書=不具合詳細 調査方法 原因の究明 補修方法と費用負担
を1ケ月以内に提出頂きます。
・出隅材、シーリング材などは窯業系サイディングメーカーの純正でない可能性が有りますので
ハウスメーカーよりメーカーへ出荷証明書をもらってください。
もし勝手にメーカー純正品を使用しないで汎用品を使っていたならば、
契約不適合となります。
・対応が遅い時など、国土交通省 無料相談 住まいるダイアル 0570-016-100
へ電話してアドバイスを頂きハウスメーカーと再交渉します。
*道路工事は関係ないですね。
地震の方がよほど外壁に影響を与えます。
ハウスメーカーが道路工事が原因とする根拠を出してもらって下さい。
※写真から気づきましたが、軒の出がないので、
雨水の浸入リスクが大きくなりますので、
こまめに、点検(天井裏など)を行ってください。
宜しくお願い申し上げます。


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一般に新築より10年以内の不具合は?
窯業系サイディングの工事職人さんの 知識・技術不足
工事会社・元請け会社のコストダウン目的の汎用品=シーリング
同質出隅、板金部材が見受けられす。
注意が必要です。
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<重要な手続き>
1,関係者3者=1)新築建設・分譲の〇 〇さん=主導権で
2)窯業系サイディングのメーカー
3)窯業系サイディングの工事会社
一緒に、上記の不具合全部+外壁全体の調査を行います。
(梯子・高所カメラ・スケール・その他計測機器)
2,調査結果、不具合の原因を突き止めてもらい、報告書をもらいます。
3,不具合の原因により「補修工事」(部分補修・張替・再塗装・・)の
内容と費用負担(建設・販売業者と窯業系サイディング工事会社)を文書でもらいます。
4,〇 □ 〇 様へのやり取りにつきまして。
1)すべて文書(メール・FAX・・)で記録に残します。
2)期限をつけます。
3)できないときは、その理由を文書でもらいます。
※シーリングの切れの場合、
1=目地の幅(基準=10mm)
目地の深さ(基準=5mm以上)
2=シーリング材料のメーカー 品種名
3=目地底のハットジョイナー=メーカー名 サイズ=幅 高さ
4=工事当日の天候 気温などの記録
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※窯業系サイディング材メンテナンス技術研究所の役割は、
窯業系サイディングの施工後の不具合事象につき、
1)窯業系サイディングメーカーの施工基準
2)工業会=(一社)日本窯業外装材協会の施工基準
に適合しているのかの判断となります。
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- 施工業者(施工会社)
まず最初に連絡するべきは、窯業系サイディングの施工を行った業者です。施工不良や納品後のトラブルがある場合、その業者が責任を持って対応することが一般的です。保証期間内であれば、無償で修理や対応をしてもらえる場合もあります。
施工業者に連絡する際のポイント:
施工契約書や保証書があれば、それをもとに確認。
問題が起こった箇所や状態を詳しく伝え、どのような解決策が提供できるか確認。 - サイディングの製造メーカー
窯業系サイディングを製造している会社にもクレームを伝えることができます。特に製品に欠陥や不具合があった場合、メーカーの保証やアフターサービスが適用されることがあります。
メーカーに連絡する際のポイント:
施工した製品の型番や製品名、購入日などの詳細を提供。
製品に関する不具合(割れ、色あせ、剥がれなど)が発生した場合、まずは製造元のカスタマーサポートに問い合わせる。 - 販売店(ホームセンターや建材店)
サイディングを購入した販売店やディーラーもクレーム対応をしてくれることがあります。特に、施工業者を通さずに購入した場合、販売店が窓口となることもあります。
販売店に連絡する際のポイント:
購入証明書や請求書を持って、購入時の状況を説明。
製品に問題があった場合、販売店がメーカーと連携して対応する場合があります。 - 第三者の相談窓口(消費者センターや相談窓口)
もし施工業者やメーカーと直接解決できない場合、消費者センターや専門の相談窓口を通じて、第三者の助けを借りることができます。
1=国土交通省の相談窓口 住まいるダイアル 0570-016-100
2=消費者センター:TEL 188
日本全国にある消費生活センターは、製品やサービスに関するクレームに対応しています。消費者契約法に基づいたアドバイスや、調停サービスを提供しています。
3=その他の公的な調整機関:
日本には、建設業者に対するトラブルを解決するための調整機関(例えば、建設業界の協会や第三者機関)もあります。 - 保険会社(住宅保険)
住宅購入時に加入した保険がある場合、保険会社に相談することも一つの方法です。特に、施工不良や不具合が保証範囲内に該当する場合、保険を利用して修理費用の一部をカバーしてもらえることがあります。
まとめ
クレームの内容や発生した問題によって、最初に連絡すべき相手が変わります。基本的には、まず施工業者や製造メーカーに連絡し、その後必要に応じて販売店や第三者機関に相談すると良いでしょう。問題が解決しない場合は、消費者センターなど公的なサポートを活用することも選択肢の一つです。
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YouTube動画
1=https://youtu.be/uEnVwMY-Y4Y
2=https://youtu.be/IJwcozT-RG8
<1>新築工事における窯業系サイディングの不良工事=23項目
1、横目地のシーリング施工
2、切断後の板の幅が狭過ぎる=100㎜基準
3、下屋と外壁取り合い部=壁止まり 不良施工
4、バルコニー下部 オーバーハング部の施工
5、軒の出無し・パラペット=軒の納まり
6、シーリング工事の不良
7、下屋取り合い部 外壁か端部の処理が不適切
8、軒の出ゼロ=軒天回り通気不足 雨水の浸入が5倍になります
9、窓下 水切り=出寸法不足 伝い水防止機能無し
10、換気口 ベントキャップ湿気漏れ
11、造作バルコニー 笠木の下地不良
12、釘打ち位置の割れ
13、タッチアップ補修工事 はみ出し 忘れ
14、禁止工事=縦張窯業系サイディング材=横張
15、片流れパラペット部の施工
16、入隅部、開口部での片ハット型ジョイナー未使用
17、経てつなぎ・横つなぎ時に突き付け施工
18、同質出隅材を横使いする(バルコニーのオーバーハング部など)
19、ハット型ジョイナー(片ハット)を固定しないで施工
20、窯業系サイディングメーカーの非純正の部材(出隅・ハット・シール)使用
21、造作のバルコニー不良工事と調査
22、外壁通気構法=空気の入口・通り道・出口の不良~空気が流れない
23、縦どいの打ち込み留め金具(でんでん)をシーリング目地に打ち込む
<2>不良工事を見抜くタイミング
1,新築工事完了時の完了検査
2,引き渡し後(住んでから)=2年
この2年で大半の不良工事への無料補修工事の補償期間が終了ですので、
重要なのです。
3,引き渡し後 10年直前
法律=品確法 (構造と防水の10年保証)
民法=契約不適合責任
4,引き渡し後=10年過ぎでは保証、補償はなくなります
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品確法=シーリング目地の切れの関係 公益財団法人住宅リフォーム・紛争処理支援センター
築3年目からの外壁シーリングの剥がれ。保証の対象ではない、対応してもらえない。
築5年になる軽量鉄骨造3階建て住宅に住んでいます。3年目頃から、外壁サイディングのシーリングが剥がれて隙間が開いてしまいました。
施工会社は、10年保証の対象にはならないから、補修は有料になると言います。
シーリング自体に問題があるか、構造上に問題があるのではないかと言う人もいるのですが、施工会社が言うことは本当なのでしょうか。
回答
住宅品確法の定める10年間の瑕疵担保責任は、構造耐力上主要な部分と雨水の浸入を防止する部分に限られています。
ですから、シーリング剥がれ自体は10年間の瑕疵担保責任の対象にはなりません。
しかし、シーリングの剥がれが雨漏りの原因となるようなものでがあれば、雨水の浸入を防止する部分に瑕疵があることとなり、
10年間、瑕疵担保責任を問うことができる結果となります。ただ、シーリングが割れても、その下には防水シートがあるので、
すぐには雨漏りするものではなく、雨漏りが生じるかどうかの予想は容易ではありません。現実的には、早急に補修し、
施工会社と費用負担については話し合いをすることも検討してよいでしょう。この点については、弁護士と相談することをおすすめします。
なお、構造に問題があってシーリングが剥がれたかどうかも、調査しなくては分からないことです。
この点は、建築士に見てもらわないと分からないところです。
新築完成・引き渡し後=10年以内の窯業系サイディング不具合への基本的な対応
1,シーリングの切れが原因で胴縁(最近は木材保存剤処理)が腐朽(含水率が30%以上・気温が25℃以上)し、
透湿防水紙は熱と水分、木材保存剤の影響により撥水機能の低下や穴あきにより雨水が構造材へ浸透し構造体が腐朽したり、
壁体内へ浸入する事案が有ります。
今回は新築後3年でのシーリング目地切れの発生となり重大な欠陥事象です。
早急に原因の究明と補修工事が必要です。
一般にシーリング目地の切れの原因は、材料(シーリング材、ハットジョイナー、プライマー=しかもメーカー純正品と汎用品)と施工に起因します。
2,原因の究明と補修方法の検討及び補修工事の費用負担に関しては、当事者であります、新築建設業者(元請け責任)、下請けの窯業系サイディング工事業者、窯業系サイディングの販売業者、製造業者(本体、純正部材、汎用部材)が、元請けの建設業者が中心となり関係者へ呼びかけて「不具合の原因究明」と「補修工事の方法」「費用負担」について、調査、検討を行い施主へご説明して了解いただき、補修工事を実施いたします。
特に高額な支出であります住宅建設では、各当事者は施主より直接または、間接的に「お金」を頂いており、不具合の原因究明と補修工事に関しては、当然ながら社会的責任があり、真摯に向き合う義務が有ります。
当協会は、住宅リフォーム事業者団体国土交通大臣登録第14号として2016年より500件以上の消費者の
「窯業系サイディング」関する相談を受け適切にアドバイスを実施しております。
併せ公益財団法人住宅リフォーム・紛争処理支援センターの住まいるダイアルより
「窯業系サイディングに関する相談」を依頼されており真摯に消費者対応を実施してきております。
□まずは、建設会社・分譲業者の方へ
・当方の見解書お見せし、窯業系サイディングメーカーと工事会社の3者で現場調査を行って、
報告書(不具合の状況=内容 部位 箇所)原因 補修方法 無料工事を
作成提出頂きます。
・その時は外壁全部を点検して頂きます。
・使用材料=本体 金具 シーリング材 ハットジョイナーなどメーカーの純正品なのか?
汎用安価品なのか?出荷証明書をもらって確認します。
□法律
・民法にて「契約不適合責任」にて10年以内であれば、原因究明と契約通りの内容へ無料補修工事、
又は値引き要求が出来ます。
・品確法=雨漏りと構造の不具合につき10年以内は無料補修工事対象となります。
・品確法以外の不具合は「2年間保証」・・・で業者は逃げることは出来ません。
□不具合事象が新築時の欠陥工事であるかの判定
・メーカーの保証対象かどうか?
割れ・剥離など基板について=10年保証か?
塗膜・シーリング材=10年 15年 30年保証か?
・メーカーの工事基準の違反かどうかです。
・工業会=(一社)日本窯業外装材協会の工事基準への適合かどうかです。
・一般に社会通念上の判断に照らします。
□全てのやり取りは文書・メールにて行い記録を残します。
電話の時は、メモを取ります。そのメモをメールにて送り相手側に確認をもらいます。
現場の調査時は、事前確認後「ビデオ撮影」を行い、画像と音声を残します。その時に不明点など質問して、
返答をもらいます。
□全てのやり取りで、返答 回答が必要な時は「期限=1~2週間」を設けます。
■工事会社の対応が悪い=来ない 門前払いなどの時。
・国土交通省運営の 住まいるダイアル 0570-016-100へ相談する
https://www.chord.or.jp/index.html
専門家(1級建築士)の無料相談 弁護士会の「住宅紛争審査会」弁護士の仲介も¥1万円で出来ます。
・消費者センター TEL 188へ電話相談する
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施主の方へ アドバイスです。
以下の自己点検を実施して早期の対応を行ってください。
1=新築完成引渡し前
2=引き渡し1年後
3=引き渡し2年前=大変の保証期間が「2年」です~~非常に重要なタイミングです。
4=引き渡し5年後
5=引き渡し10年前 「品確法」の保証期間です。 以降は全部自己負担の補修工事となります。
□点検の部位
・外壁=4周 下から軒天まで 特にシーリングの切れは、西面が最初に発生します。
風呂場の窓下 バルコニーの手すり壁
・屋根=バルコニーから見える範囲
・天井裏=クロゼットなどから天井点検口から覗き込みます
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窯業系サイディング材メンテナンス技術研究所
所長 古畑 秀幸
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窯業系サイディング材メンテナンス技術研究所
所長 古畑 秀幸
<運営>
住宅リフォーム事業者団体国土交通大臣登録第14号
(一社)木造住宅塗装リフォーム協会
代表理事 古畑秀幸
携帯090-6190-4435
〒130-0011 東京都墨田区石原1-1-8-403
TEL03-5637-7870 FAX03-3829-9920
窯業系サイディング材メンテナンス技術研究所
https://www.siding.or.jp
https://www.mokutokyo.jp
業務執行会社
(有)ニューライフ・アカデミー
https://www.newlife-a.com/
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